四十肩、五十肩
40代頃になると、突然肩がスムーズに動かなかったり、肩が痛くなることがあります。
肩関節周囲炎と言ったりもするのですが、肩のある一部の炎症が肩全体に広がってしまい発症する印象です。
原因ははっきりとわかっていないとされていますが
肩甲骨の位置の悪さや、胸郭と呼ばれる肋骨周りの動きの悪さが一つの原因と考えております。
先日、来院されたAさんも四十肩の後遺症に悩んでいました。
今回はそのAさんの肩の痛みに対する施術のお話です✍️
10年前からの四十肩
お話を聞くと
「10年前に四十肩になってから、今でもずっと痛い」
とおっしゃっていました。
痛くなった当初は何をしても痛みがあったようですが
今は安静時の痛みはないようです。
しかし腕を上げたり、腕を腰の後ろに回すと肩の前側が痛みがあり、横から腕を上げると90°ほどで上がらなくなります。
趣味でサーフィンをするそうなのですが、サーフィンのときも肩が痛むと言います💦
もっとサーフィンを楽しめるように、なんとかしてあげたいものです💦
お身体の状態を見てみると、やはり胸郭の動きが悪く肩甲骨も前にお辞儀するような位置にあり、首の緊張もかなり強くなっています。
加えて肩関節の位置も前にずれ込んでいて、これが肩の前側の組織にストレスをかけているのだと考えました。
肩の前側が痛くて、硬さも強くなっていますが
この硬さにただマッサージをしても意味がありません。この肩のズレを戻すことで、前側の組織の緊張を緩めることができるんです。
そして、肩甲骨がお辞儀した状態では
腕を上げようとした時に、肩甲骨がうまく動けず腱板と呼ばれる肩を安定させる細かい筋肉を挟み込んで
腕が上がらない。痛い。
となってしまいます😱
そして、肩甲骨の位置の悪さや首の緊張に影響をしているのが胸郭。
肋骨のことですね。
背中が丸まり、胸を開けない。つまり胸郭が開かない状態で固まっていて
この状態が肩甲骨の位置の悪さや首の緊張に繋がるんです。
なので、まずやらないといけないのが
胸郭の動きを取り戻すこと。
その上で、小胸筋と呼ばれる胸と肩甲骨をつなぐ筋肉や肘の伸びの悪さにアプローチします。
すると肩甲骨の位置は改善し、首の緊張も抜けてきました。
肩甲骨の位置が戻ってきたところで、肩関節の位置を整えて、
バランスが整ったところで、負担のかかっていた肩の前側の筋肉にアプローチ。
すると、肩の動きがスムーズになり痛みもなくなるようでした🎶
一安心😊
しかし、長年この状態でいたので、動きのクセが残ります。
そのクセを改善して肩の位置を整えるようにトレーニング指導をして今回は施術を終えました!
長年のものなので一回で完璧に治るものではないので
トレーニングと施術で一緒に良くしていきましょう🎶
be fine鍼灸マッサージ治療院では、このように全身のバランスを考えて丁寧に治療をしています。
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