今日は先日ご来院された方のご相談についてお話します。
仕事でマッサージをする同業の方だったのですが
右の背中にボヤッとした痛みがあって、すごく痛いわけじゃないけど、はっきりしない痛みで気持ち悪いんです💦
とのことでした。
お身体を拝見すると、右の背中が盛り上がっており
一生懸命施術をする先生なのでしょう。首や肩の緊張も強く、辛そうでした💦
動きを確認すると体をひねる動きで痛みが出るようでした。
さて、この先生への施術ですが、すぐには背中にアプローチをしません。
お身体をみると胸郭といわれる胸や背中の動きが悪く、背中が丸くなってしまっています。
こういったケースでは、緊張している首や肩、背中に直接アプローチしても緩まないケースが多いんです。
では、どこから緩めるのか
今回の先生の場合、右の肘と股関節から施術を始めました。
右の肘が伸びにくい状態にあり、この状態では、肩甲骨が通常の状態より前に倒れる形になりやすく、首や背中に緊張を産んでしまいます。
そして股関節。
大腰筋という腰骨から股関節の前側に走行する筋肉の緊張が強く、これが肘と一緒に胸郭を丸くしてしまっていると考えました!
肘の動きを取り戻し、大腰筋から胸郭の硬さを緩め
まず、動きを確認してもらうと
初めより痛みは改善するようでした!
しかし、まだボヤッとした痛みは残り
ここから背中にアプローチします。
背中が丸くなっていて、背中の緊張が強い期間が長かったのでしょう。
僧帽筋と呼ばれる筋肉の緊張が強く出ており、周りの筋肉との滑りが悪い状態でした。
周りの筋肉との滑りを改善するようにアプローチをしていくと、僧帽筋の緊張がすっと落ちました。
そして、再度確認してもらうと
あっ、痛くないです!
やはり僧帽筋の緊張が強く滑りが悪くなっていたことが痛みになっていたようでした!
最後に状態改善に向けたエクササイズを伝えて今回は施術を終えました。
be fine鍼灸マッサージ治療院では、このようにお身体の状態を拝見して
痛みのある場所だけでなく、お身体のバランスを整えるように施術することを大切にしております。
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